SS/濁度センサー SS-502

特長
- 外部光や着色の影響を受けにくい90°散乱光式濁度センサー
- SSと濁度の相関係数(y=a+bx)、演算機能付き
- 参照光付でLED光源の輝度自動補正
- 簡易ゼロ校正器付でゼロ校正に超純水の使用不要
- 4レンジ切換式伝送出力 4~20mA DC
測定概要
排水の浮遊物質(SS=Suspended Solid)と散乱光濁度は一定の相関関係があります。 本器はSSと散乱光濁度との相関係数y=a+bx(y=SS、x=濁度)を求めてこの 係数を入力することで濁度がSS濃度に換算されてSSモードでSSを、濁度モードに 切り換えると濁度をそれぞれ測定できます。 スパン校正や切換え動作は4ヶのキーを簡単操作、誰でも簡単に使用できます。
計器仕様
品名 | SS/濁度モニター |
型式 | SS-502 |
測定原理 | 90°散乱光測定方式 |
表示 | LED 赤 3・1/2桁 |
測定範囲 | 濁度:0~500NTU(基準) SS:0~500mg/L(換算値) (SSと濁度の関係が1:1以外の場合はSSの測定範囲は変わります) ※ご指定:0~1000、又は0~200、又は0~20 |
SS換算機能 | 換算係数(y=a+bx)(x=濁度、y=SS)の設定が可能 |
最小分解能 | 0.1度(100度以下) 1度(100~500度) |
スパン校正 | 1:フォルマジン濁度標準液でスパン校正後、換算係数設定 2:手分析後のサンプル水のSS濃度値に1点、又は2点校正 |
ホールド出力 | 保守時、外部からの無電圧接点信号入力により伝送と接点出力をホールド |
周囲条件 | 0~40℃ 85%RH以下 |
伝送出力 | 4~20mA DC(絶縁型)、3レンジ手動選択 ①0~100、②0~200、③0~500(NTU又はSS(mg/L)) |
接点出力 | 上限、下限各ab接点(無電圧)、 接点容量AC200V 1A(抵抗負荷)以下 |
電源 | AC85~240V 50/60Hz |
外形寸法 | 96(W)×96(H)×163(D)mm |
重量 | 約1.3kg |
標準付属品 | 計器、検出器、パネル取付具、取扱説明書、簡易ゼロ校正器 |
90°散乱光検出器検出器仕様
検出器型式 | (1)投込式 TRD-120N (2)浸漬型 TRD-120HN (3)流通型検出器+流通ホルダー TRD-120FN+TRD-FHー75A |
測定方式 | 近赤外90°散乱光測定方式 |
ケーブル長 | 専用ケーブル 6m標準 |
接液部材質 | PVC(黒)、硬質ガラス、SUS-304 |
測定条件 | 有機溶剤の存在する検水は測定厳禁 |
検出器取付 | アーム型取付具、又は専用フランジ取付 |
検出器洗浄器 | ワイパー/ジェット洗浄システムはオプション |
技術資料
SSとは? | Suspended Solidの略。水中の浮遊物質の意味 |
SSの手分析測定方法 | グラスファイバー濾紙法 検水を吸引濾過 ⇒ 濾紙乾燥(105℃ 2時間)⇒ 放冷約30分 ⇒ 計算 計算式 SS(mg/L)=b-a×(1000÷検水量(ml)) b=濾過乾燥後の濾紙の重量、a=濾過前の濾紙の重量 ※SSの手分析は3時間以上の時間を要します。 |
相関式y=a+bxの求め方 | 10~20本の試料水のSSと濁度を測定し、計算で相関式、y=a+bxを求める。 試料水は1日3回(朝昼晩)、1週間程度の期間で採取、測定します。 |